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私たちの血管の総延長は約10万㎞、地球二回り半あり、血液は体重のおよそ8%あります。
血液は赤血球 白血球 血小板 血漿(水分)などから成っていて、約1分で全身を巡っています。
赤血球は肺で受け取った酸素を全身のおよそ250種 60兆個の細胞に運び、
血小板は怪我などで出血した時に止血作用を担い、そして病気にならないように免疫の作用を担当しているのが白血球です。
免疫細胞には好中球 好酸球 好塩基球 単球(樹状細胞・マクロファージ)リンパ球(ヘルパーT細胞・キラーT細胞・サプレッサーT細胞・NK細胞・B細胞)などがあります。
免疫の司令塔ヘルパーT細胞には1型と2型があり、1型が優勢になるとリュウマチなどの自己免疫疾患になり易く、2型が優勢になると花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患になりやすくなります。
Bリンパ球は体内に侵入してきた細菌 ウイルスなどに対する抗体を産生し、またそれらの細菌やウイルスの情報を記憶して再び同じ病に感染しないようにします。
これら十数種類の免疫細胞は血液やリンパ液によって全身を巡り、あるいは皮膚や粘膜などの組織でさまざまなサイトカイン(化学伝達物質)を放出して互いに密接に連携し、
あるいは制御しながら複雑で絶妙なバランスを取って体内に侵入してきた細菌ウイルスを攻撃し、ガンなどの腫瘍細胞 寿命で役目を終えた細胞などを排除処理して人が健康を保ち病気にならないように働いています。
健康を保つ為に また病気になっても速やかに回復する為には、免疫細胞の6から7割がいる腸内環境を整えて免疫力を高める事が大事です。
私たちの腸には100から3000種 百兆から1000兆個の腸内細菌がいるそうです。
それらの腸内細菌は生存競争を繰り広げ互いに排除したり共存したりしながら善玉菌2 悪玉菌1 日和見菌7の割合でバランスを保って腸内フローラ(花畑)を形成しています。
腸内細菌は各種ビタミンを合成し、ホルモン(セロトニン・ドーパミン(を生成し、食物繊維を分解・発酵して身体の活動エネルギーや腸自体のぜん動運動エネルギーを産生し、そして腸粘膜細胞とで免疫作用の約70パーセントを担っています。
精神・心理的ストレス 過度の身体疲労 偏った食事 間違ったダイエットその他いろいろな要因で自律神経(交感神経・副交感神経)とホルモン分泌(下垂体・副腎・甲状腺・膵臓・卵巣など)のバランスが崩れると、腸内の善玉菌が減り 悪玉菌が増えて免疫力が低下し、脳 心臓 関節その他あらゆる部位の病気の原因になります。
食物繊維を多く摂ると有用菌が増えて有害菌が減り、腸内腐敗・病原細菌の増殖・腸内感染が防止されて 免疫力が強化されます。
また腸管運動が促進されて毒性物質の排出が促されるので、脂質異常症 糖尿病動脈硬化症 大腸がんなど さまざまな病気や便秘 肥満などが予防されます。
大腸の機能は食物繊維の分解・発酵を前提としている為に、食物繊維の不足は大腸の機能不全となり それが免疫力の低下につながります。
このようなことから腸内環境を整えて免疫力を高めるためには、五大栄養素(蛋白質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル)に加えて第6の栄養素としての食物繊維を多く含む食品(野菜・果物・海藻・きのこ・豆など)をできるだけ多く摂るようにすることが大事です。
赤 黄 緑 紫など濃い色の野菜や果物に多く含まれている抗酸化物質(リコピン・ポリフェノール・ベータグルカン・ベータカロチン・アリシンなど)は活性酸素が細胞を酸化して免疫力を低下させるのを防ぎます。
また発酵食品(味噌・納豆・キムチ・ヌカ味噌ずけ・ヨーグルト・チーズなど)は乳酸菌 ビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸内環境を改善し免疫力を高めます。
そして体温を上げて代謝力を高める為に、からみ食品(しょうが・にんにく・唐辛子・わさび・コショウ・サンショウなど)を摂り 体を冷やさないようにしてできるだけ運動をすることも大事です。
人は血管と共に老いると言われます。
酸素 栄養素 ホルモン 薬効成分などの必要物質、老廃物などの不用物質、その他あらゆる物質を運搬する血液の循環を良くする為に、運動時最大心拍数(220から年齢を引いた数)の60から80パーセントになるような早歩きなどの運動をすると加齢などに伴って消滅した毛細血管が再生して末梢の血流が改善されます。
また股の付け根・肘の内側・頸の動脈などを圧迫して10秒くらい血流を止めてから指を離すと 一気に血液が流れる時に血管をしなやかにする化学物質(一酸化窒素)が血管の内壁から放出されて動脈硬化の予防になります。
健康を保ち病気にならない為には 免疫力と血液の循環が最も大事で、
その為には 「医食同源」と言われるように 食事のバランス(炭水化物60 蛋白質15から 20 脂質20から25パーセント(に気をつけて 適度な運動を するという事になるでしょうか。
〈新時代宝箱〉№0012 「健康で病気にならないために」令和元年2019年10月15日(火)
理事 宮本 保彦
私たちの血管の総延長は約10万㎞、地球二回り半あり、血液は体重のおよそ8%あります。
血液は赤血球 白血球 血小板 血漿(水分)などから成っていて、約1分で全身を巡っています。
赤血球は肺で受け取った酸素を全身のおよそ250種 60兆個の細胞に運び、
血小板は怪我などで出血した時に止血作用を担い、そして病気にならないように免疫の作用を担当しているのが白血球です。
免疫細胞には好中球 好酸球 好塩基球 単球(樹状細胞・マクロファージ)リンパ球(ヘルパーT細胞・キラーT細胞・サプレッサーT細胞・NK細胞・B細胞)などがあります。
免疫の司令塔ヘルパーT細胞には1型と2型があり、1型が優勢になるとリュウマチなどの自己免疫疾患になり易く、2型が優勢になると花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患になりやすくなります。
Bリンパ球は体内に侵入してきた細菌 ウイルスなどに対する抗体を産生し、またそれらの細菌やウイルスの情報を記憶して再び同じ病に感染しないようにします。
これら十数種類の免疫細胞は血液やリンパ液によって全身を巡り、あるいは皮膚や粘膜などの組織でさまざまなサイトカイン(化学伝達物質)を放出して互いに密接に連携し、
あるいは制御しながら複雑で絶妙なバランスを取って体内に侵入してきた細菌ウイルスを攻撃し、ガンなどの腫瘍細胞 寿命で役目を終えた細胞などを排除処理して人が健康を保ち病気にならないように働いています。
健康を保つ為に また病気になっても速やかに回復する為には、免疫細胞の6から7割がいる腸内環境を整えて免疫力を高める事が大事です。
私たちの腸には100から3000種 百兆から1000兆個の腸内細菌がいるそうです。
それらの腸内細菌は生存競争を繰り広げ互いに排除したり共存したりしながら善玉菌2 悪玉菌1 日和見菌7の割合でバランスを保って腸内フローラ(花畑)を形成しています。
腸内細菌は各種ビタミンを合成し、ホルモン(セロトニン・ドーパミン(を生成し、食物繊維を分解・発酵して身体の活動エネルギーや腸自体のぜん動運動エネルギーを産生し、そして腸粘膜細胞とで免疫作用の約70パーセントを担っています。
精神・心理的ストレス 過度の身体疲労 偏った食事 間違ったダイエットその他いろいろな要因で自律神経(交感神経・副交感神経)とホルモン分泌(下垂体・副腎・甲状腺・膵臓・卵巣など)のバランスが崩れると、腸内の善玉菌が減り 悪玉菌が増えて免疫力が低下し、脳 心臓 関節その他あらゆる部位の病気の原因になります。
食物繊維を多く摂ると有用菌が増えて有害菌が減り、腸内腐敗・病原細菌の増殖・腸内感染が防止されて 免疫力が強化されます。
また腸管運動が促進されて毒性物質の排出が促されるので、脂質異常症 糖尿病動脈硬化症 大腸がんなど さまざまな病気や便秘 肥満などが予防されます。
大腸の機能は食物繊維の分解・発酵を前提としている為に、食物繊維の不足は大腸の機能不全となり それが免疫力の低下につながります。
このようなことから腸内環境を整えて免疫力を高めるためには、五大栄養素(蛋白質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル)に加えて第6の栄養素としての食物繊維を多く含む食品(野菜・果物・海藻・きのこ・豆など)をできるだけ多く摂るようにすることが大事です。
赤 黄 緑 紫など濃い色の野菜や果物に多く含まれている抗酸化物質(リコピン・ポリフェノール・ベータグルカン・ベータカロチン・アリシンなど)は活性酸素が細胞を酸化して免疫力を低下させるのを防ぎます。
また発酵食品(味噌・納豆・キムチ・ヌカ味噌ずけ・ヨーグルト・チーズなど)は乳酸菌 ビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸内環境を改善し免疫力を高めます。
そして体温を上げて代謝力を高める為に、からみ食品(しょうが・にんにく・唐辛子・わさび・コショウ・サンショウなど)を摂り 体を冷やさないようにしてできるだけ運動をすることも大事です。
人は血管と共に老いると言われます。
酸素 栄養素 ホルモン 薬効成分などの必要物質、老廃物などの不用物質、その他あらゆる物質を運搬する血液の循環を良くする為に、運動時最大心拍数(220から年齢を引いた数)の60から80パーセントになるような早歩きなどの運動をすると加齢などに伴って消滅した毛細血管が再生して末梢の血流が改善されます。
また股の付け根・肘の内側・頸の動脈などを圧迫して10秒くらい血流を止めてから指を離すと 一気に血液が流れる時に血管をしなやかにする化学物質(一酸化窒素)が血管の内壁から放出されて動脈硬化の予防になります。
健康を保ち病気にならない為には 免疫力と血液の循環が最も大事で、
その為には 「医食同源」と言われるように 食事のバランス(炭水化物60 蛋白質15から 20 脂質20から25パーセント(に気をつけて 適度な運動を するという事になるでしょうか。