流山市視覚障害者協会からのお知らせ令和6年11月号
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目次
はじめに
1. 会長挨拶
2. 令和6年12月・さつき号交流会のご案内
3. 令和6年9月定例会報告
4. 定例会のお知らせ
5. クラブ活動
6. 流山市障害者支援課からのお知らせ
おわりに
令和6年11月1日(水)発行
流山市視覚障害者協会会報
会報「あきかぜ」755号
発行 2024年11月1日
急に涼しく…というより寒くなりました。皆様お元気ですか?
これからの2ケ月間は、何かと行事やせわしい日々が訪れる事と思います。
無理をせず、しかし積極的に自分からかかわるようにすると、楽しさが倍になります。
今月の表紙
キッコーマンアリーナにて 木立から覗く夕日
キッコーマンアリーナは流山総合運動公園内にある大型体育施設です。公園内にはキッコーマンアリーナの他、テニス・バスケット・野球・陸上競技など幅広いスポーツ設備が整っており、自然を楽しみながら過ごせる市民の憩いスポットとなっています。
※表紙の写真は1点あります。
木立の隙間から暖かそうな夕陽が輝いています。
昼は暑く朝晩は肌寒い空気と、枯葉の匂いがしてきそうです。
1.会長挨拶 会長・染谷雄一
皆様いつもありがとうございます。ちょっと弱気の染めちゃんマンです。
夏から秋へのお疲れ、みなさんはどうですか?元気・元気・元気と言われていることでしょう。ぜひ会長にも元気を充電させてくださいね。
毎年のことになりましたが、季節の変わり目、体調の変化と気持ちの変化にバランスを取っていけるように、普段から予防と対策を一緒にしてまいりましょう。
介護支援の「プロ」、障害者支援の「プロ」は黙っていては見つかりません。自分のことをきちんと説明をできるように、日ごろから「○○はできる」「○○はできない」「こんな工夫があればできるのに…」など、自らの体験と状況をまとめて伝えていけると良いですね。
具体的な訓練方法などもあるかもしれませんので、お困りごとや不便なことは、同じ不自由を持つ者とお話していきましょう。
ご家族や支援者の方でも悩まれている方がいましたらご相談ください。支援がうまく届いていないとき、同じ悩みがある方からアドバイスがあると素直に聞けることもあります。どこかに弱い部分(障害・バリア)があるもの同士は伝わることも多いのかもしれませんね。
当会では、11月15日(金)に視覚障害者が便利に使える器具や介護用具の展示会を企画しております。視覚障害者のご相談もお受けできますのでご参加ください。
2024年も最後の会報となってしまいました。今年度より流山市内の公共施設で閲覧できるようになりました。目の見えない・見えにくい人のことを少しでも多くの方へ理解していただき、また、目に不自由を感じた際の新しい解決の一歩になるよう、来年も当会は一歩一歩進んでまいります。
どうか新しい良い一年になるよう、歩いてまいりましょう。
令和6年10月12日 記
※このページには3枚の写真があります。
①円形にトリミングされた染谷会長。
②切り株の上にどんぐりが数個置いてあります。
キャプション:流山市立森の図書館隣の古墳公園で見つけた「秋」。どんぐりの季節になりました。
③芝生に少し黄色くなったイチョウ並木があります。
キャプション:東京理科大学グラウンドのイチョウ並木
ほんのり色づきはじめたイチョウが秋の柔らかな日差しに照らされています。
2.令和6年12月・さつき号交流会のご案内
江東区青海の日本科学未来館でAIスーツケースによる誘導体験を現在企画しております。
と き:12月6日(金) 8時~17時
ところ :日本科学未来館(東京都お台場)
※歩行誘導AIスーツケースの体験会は、13時30分スタートを予約。
館内見学は、午前中の到着時間次第での検討。
(この情報はイチョウやモミジなどをあしらった飾り枠で囲まれています)
内容:AIスーツケース/自走型誘導ロボットの体験
本館5階・7階スーツケース型ロボットが館内を案内する。
試作品は、2台のため参加者を2組に分け歩行誘導体験をする。
会費 :会員と支援者とも各々一人1000円です。当日集金します。
その他:昼食は、7階の食堂利用可。 弁当予約ができ休憩広場も利用できる。
なお会員と支援者の参加申し込みは、福祉バスを使用する関係から11月1日までに市役所に参加名簿を作成し提出する都合上、会員個別に連絡し締め切っております。
参加希望の方には、運行表を後日郵送します。
会員・藤原さんの体験記
この4月に、江東区青海の日本科学未来館でAIスーツケースによる誘導体験をしてきました。 このシステムは、同館館長の浅川智恵子さんが中心となって開発されたもので、館内をスーツケース型機器の道案内に従い巡ることができます。実によくできたシステムと感じました。ご自身で味わっていただくと良いと思います。
体験当日は私とガイドさんだけで、係の方から説明を受けてスタート。平日で小学生の見学者が駆けずり回る中、ぶつかることもなく、またエレベーターに乗ると、クルッと180度回転し、展示コーナーでは立ち止まり、こちらで合図をすると次のコーナーに向かうという寸法。
さらに改良を重ねれば、将来的にはどこにでも連れて行ってもらえる友達になれそうな印象を強くしました。
※このページには2枚のイラストがあります。
①セイタカアワダチソウ
②枯葉が積もっている様子
3.令和6年9月定例会報告
日時:9月20日(金)10時30分~15時
場所:障害者福祉センター東深井福祉会館1階)
送迎:有
参加:全24人(会員11人/支援者13人)
午前の部
流山市・災害時の地域支えあい活動:個別避難計画と障害者支援課とのQ&A
10時30分~11時 台風・地震に備えた災害時の個別避難計画について(福祉政策課・3名)
地域支えあい活動と個別避難計画の概要説明があり、災害時に備えて「救急情報カード」の記入方法の説明と大切な情報を保管する(救急情報セット)が配られました。ほかに生存を伝える「呼子」ホイッスルが支給されました。
11時~12時 障害者支援課とのQ&A(障害者支援課・3名)
質問①:同行援護について知りたい(概略・時間設定・利用方法)
◆概略について
視覚に障害を有する方に対して、外出時における移動時や外出先での必要な視覚的情報の支援や移動の支援等を行うものです。
◆時間設定について
同行援護の時間数においては、過去の利用実績等から推定される時間数も基に時間数を決めていますが、相談に応じて、規定を超えた時間数で認める場合もあります。
◆利用方法について
基本的には、市に申請の後、障害福祉サービスの受給者証を発行して、利用していただきます。
質問②:「障害福祉の案内」の「障害程度別該当制度一覧表」が見づらいので改善してほしい。
「障害福祉の案内」については、現在内容の改修を行っているところです。当該部分についても、改善できるように努力します。
質問③:「障害福祉の案内」について
日常生活用具の給付について、耐用年数の記載がなく、また希望する商品が対象になるかわからない。確認しなくてもすむように、「案内」に記載してほしい。
「案内」に具体的な商品名を入れる、耐用年数を掲載することは、「案内」のボリュームや更新の頻度を考えると難しいところです。誤りなく行うためにも、ケースワーカーにご確認いただきたくお願いいたします。
質問④:視覚障害者のボランティア養成研修の内容について教えてください。
地域での障害理解を広めるということを目的に、座学と実習(ガイドヘルパーの入門のようなもの)を実施しています。
質問⑤:視覚障害者ボランティア養成研修の過去5年の参加人数、予算と評価について教えてください。
参加人数は、令和2年度:8名、令和3年度:10名、令和4年度:7名、令和5年度:7名、令和6年度:7名 です
予算については、指定管理者(自立サポートネット)の自主事業のため、指定管理料全体の中で賄っている形になります。
評価については、受講者からは、「介助の基本を学ぶことで声掛けするときの心理的なハードルが低くなった」など、好評を得ています。市としても、今後も実施してほしい取り組みであると評価しています。
質問⑥:視覚障害者ボランティア養成研修受講後の登録人数・ボランティアセンターとの連携はどのようになっているか。本講座をきっかけとして流山市ボランティアセンター(社会福祉協議会内)に登録した方はいないということでした。本講座の終了後は、障害者福祉センターの他のボランティア養成講座等を受講される方が多いようです。
質問⑦:障害者福祉センターが主催する点字教室について教えてください。
点字に関する講座は、点訳奉仕員養成講座と中途失明者対象の点字講座の2つがあります。点訳奉仕員養成講座は、健常者向けの点訳ボランティア養成講座です。終了後は、半数の方がボランティアサークル(てくの2011)として活動されています。中途失明者対象の点字講座については、受講者と障害者福祉センターとで相談し、内容を決めて進めているところです。
質問⑧:グリーンバスの乗車口の音声案内について。降車口(前方)に行き先の音声案内はあるが乗車口(後方)にはない。以前は先払いだったので運転手とのコミュニケーションが取れたが、後方ドアからの乗車になって案内音が聞こえない状況である。改善を求めたい。
バス車内には、天井の前方及び後方にスピーカーが設置されていますが、車内で均等に音声案内が伝わるよう、適切な音量の設定に配慮します。
その他要望事項
① 「歩行誘導機器あしらせ」に日常補装具同等の補助金を・・・
回答:製品の情報を把握して検討する。
② 障がい者福祉センターパソコン教室にインターネット環境の整備を・・・
回答:検討します。
午後の部
ギター・後藤とフルート・中沢ユニットの演奏
-バンド演奏と懐かしの歌謡を楽しむ-
※この記事は見開きになっています。左ページには1枚のイラストがあります。 ①赤く色づくモミジ 右ページには1枚のイラストがあります。 ①ススキ ②黄色く色づくモミジ ③ギター担当の後藤さん ④フルートとパーカッション担当の中沢さん
4.定例会のお知らせ
令和6年11月定例会
日時:11月15日(金)10時30分から15時
場所:障害者福祉センター
(東深井福祉会館1階)
送迎:有
内容:
午前 便利な福祉用具と機器の体験会
午後 14時から50分間 フレイル予防講座
昼食:希望により用意をしますので事前に予約をお願いします。当日実費を集金します。
5.クラブ活動
STTクラブとカラオケクラブから活動予定のお知らせです。
ふるってご参加ください!
◆STT(サウンドテーブルテニス)
日時:
11月
1日(第1金曜)10時から15時
11日(第2月曜)13時から16時
29日(第5金曜)10時から15時
12月
9日(第2月曜)10時から12時
20日(第3金曜)10時から15時
23日(第4月曜)10時から12時
※時間にご注意ください。
場所:障害者福祉センター(東深井福祉会館1階)
詳しくは、
担当加藤 090-7820-2085
までお問い合わせください。
◆カラオケクラブ
日時:11月27日(第4水曜日)
待ち合わせ:おおたかの森駅改札 9時45分
開催:10時から12時
場所:ビッグエコーTXGAおおたかの森店
費用:実費
詳しくは、
担当鈴木 090-3312-6790
までお問い合わせください。
クラブの会員や参加者は定着してきたようですが。会員の募集はいつでもしております。
見学も可能です。送迎はありませんが、お出かけください。お待ちしております。
◆ 耳で聞く文芸 ◆
(流山市音訳グループからデイジーで郵送される内容です)
・11月 高瀬 隼子 著「水たまりで息をする」
・12月 俵 万智 選歌集「あとがきはまだ」
※このページには3枚のイラストがあります。
柿、栗、きのこが和風のイメージで描かれています。
6.流山市障害者支援課からのお知らせ
今号では、視覚に障害がある方が市へ申請を行うことによって受けられる各種サービス例のご案内や、市によくご相談をいただく事例についてご紹介いたします。
(前号の再掲となります)
申請によって受けられる各種サービスについて
1.福祉タクシー券の交付
身体障害者手帳が1級又は2級等である方に、タクシー乗車時に使用できる福祉タクシー券を交付いたします。1回の乗車につき720円までを運賃に充てることができます。ただし、入院や施設入所となった場合は、対象外となることがあります。
2.代読代筆支援
障害者総合支援法に基づく居宅介護の支給決定が可能な方であって、単身で生活もしくは同居家族等の状況により、障害の特性から代読代筆が必要である方を対象に、居宅内での代読代筆支援を行います。
3.税金の減免等について
障害等級など条件はありますが、所得税・住民税控除、自動車税の減免、NHK放送受信料の減免等があります。
4.ちば障害者等用駐車区画利用証制度
身体障害者手帳の視覚障害が4級以上等の方に、障害者用等用駐車区画に安心して駐車できることを目的とした利用証を交付しています。
5.ヘルプシール
「ヘルプマーク」や「ヘルプカード」と同様、周囲に理解してほしいことをスムーズに伝えるために、障害の内容や配慮事項を予め印字したシールです。パスケースやスマートフォンなど、身に着けるものに貼り付けて使用します。
この他にも各種手当の支給や助成など、条件を満たした場合に受けることができる様々なサービスがあります。詳しくは市が発行している「障害福祉の案内」をご覧いただくか、障害者支援課までお問い合わせください。
視覚に障害がある方からよくいただく相談事項について
相談例① ヘルパーを使わずに目的地まで自分で行けるようになりたい。
回答①
社会福祉法人 千葉県視覚障害者福祉協会で行っている中途視覚障害者自立更生支援事業において、歩行訓練を行っています。申請窓口は流山市障害者支援課となっておりますので、ご利用を検討の場合は障害者支援課までお問い合わせください。
相談例② 同行援護の利用料金はどれくらいかかるのか。
回答②
ご利用する時間の長さや、ご利用する方の支援度等により利用料金は変わりますが、30分から1時間未満のご利用で、概ね451円程度です。ただし、非課税世帯の方は、当該サービスの利用料はかかりません。
お問合せはこちら
流山市障害者支援課
電話:04-7150-6081 ファクス:04-7158-2727
流山市障害者支援課
※タイトルはピンクの鉛筆のイラストと下線が引かれています。
☆ 視覚障害についてのご相談、このお知らせについてのお問い合わせは ☆
流山市視覚障害者協会 会長 染谷 雄一
〒270-0115 流山市江戸川台西1-51-3 (有)もみ太郎内
TEL04-7152-9920 FAX04-7152-9921
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