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人の体にはおよそ250種60兆個の細胞があり、3000億個から4000億個
重さにしておよそ200gから300gの細胞が毎日入れ替わっているそうです。
全ての細胞は主にブドウ糖を分解して最終的にATP(アデノシン三リン酸)を産生して
それぞれの働きをする為のエネルギー源としていますが、有酸素状態では1個のブドウ糖から38個のATPができるのに対し 無酸素状態では僅かに2個のATPしかできません。
ストレス 身体疲労 寒冷その他で血液の循環が悪くなると、細胞・組織への酸素と栄養の供給が少なくなって活動エネルギーのATPが十分にできなくなります。
そして細胞・組織内でできた老廃物の搬出も不完全になってその場にとどまり 少しづつ蓄積されます。
これらが要因となって やがては細胞・組織・器官の障害が起こるようになります。
これまでは脳の細胞は数分間酸素が得られないと壊死し 卒中や事故などで一度損傷して死滅すると 二度と再生しないとされてきましたが、
最近の研究によれば適正なリハビリによって脳に適度な刺激(運動・光・電気・振動・思考など)を加えると神経細胞が新生し、
死滅した脳細胞が担っていた神経ネットワークでショック状態に陥り機能不全になっていただけの細胞が復活して神経細胞ネットワークが新しく形成されるようです。
すると損なわれていた身体機能が数年後でもほぼ回復することが 分かってきました。
ちなみに記憶中枢の海馬は認知症・加齢などで徐々に委縮して行きますが、適度の運動や学習(クイズ・ゲーム・歌など)で脳に刺激を加えると細胞の数が増大してくることが既に明らかになっています。
また極最近の研究報告によれば 死んでから10時間経過したブタの脳細胞を再生させる事ができたそうです。
脳の一部としての眼の網膜や隔膜などの細胞も適正な対処によって再生が可能なようです。
アメリカの精神科医ノーマン ドイチが著した「脳はいかに治癒をもたらすか」(2016年日本語訳初版発行)によれば、緑内障 白内障 ぶどう膜炎などを併発してほぼ盲目状態の眼の症状が
下に述べたような眼を治す為のヨガの実践方法と古代仏教の僧院に起源する伝統的訓練法を取り入れたリハビリで日常生活が出来るまでに回復したそうです。
「床に仰向けになり膝を立て数時間黙想をする」
「眼球を上下左右斜めに動かしそして回転させる」
「頻繁に瞬きする」
「朝か夕方の太陽が低い時に45度の角度で座り 瞼を閉じて眼の日光浴をするように眼を日光に10分から20分さらす」
古代ギリシャ・ローマでは黄疸の新生児を戸外に出して太陽の光に当てる事を推奨しよく鬱症状がある無気力な人には太陽の光を浴びさせて症状を改善していたようです。
また古代ギリシャ・ローマ・インド・エジプトでは損傷した組織の治癒を促進する為に太陽光を計画的に浴びていたようです。
このように太陽の光には不思議な治癒効果があることが古くから知られていたようでその事を良く認識していたナイチンゲールは自然光を出来るだけ取り入れるように病院設計をしていたそうです。
デンマークの医師ニールス アールフィンセンは赤色の布で患者をくるむ中世の天然痘治療法を研究して赤色の波長の光を用いた天然痘の治療を含む現代の光線療法の開拓で1903年にノーベル賞を授与されました。
従来は目の焦点を合わせるには 毛様筋の収縮・弛緩によってカメラのレンズに相当する水晶体を厚くしたり薄くしたりすることで行われるとされてきましたが、
眼球の周囲にある6本の眼筋によって眼球を微妙に変形させて焦点距離を長くしたり短くしたりして変えることによっても行われる事が最近になってわかっってきました。
眼精疲労や眼筋の強い緊張は視覚を抑制しますが、太陽の光の不思議な治癒効果を利用し 眼球の運動をして眼の中の循環を良くすれば酸素と栄養の供給が改善されて細胞の活動エネルギー源のATPが十分にできて眼のいろいろな症状の改善が図れるものと思います。
私は網膜色素変性症で 右眼は光覚で左目の視野が時計の10時から11時あたりに僅かに残っているだけですが、 1~2年前から視界がユラユラ チラチラするようになっていたのが 数ヶ月前から上述の事をするようになってから何となく軽くなりテレビの画面が少しはっきり見えるようになった感じがしています。
少なくても眼球の動きはとてもスムーズに楽になりました。
私のやり方を参考までに書きますと
1.先ず上から始め 右斜め上 右横 右斜め下というように右回りで少し強めに2 3回動かします。 次に左回りで2 3回動かします。眼は次の位置に移す度に一度正面に戻します。
2.眼を大きくゆっくりグルット右回りに2 3回回しそして左回りに2 3回回します。
3.瞼をギュッと4 5秒間やや強めにつぶりそれを4 5回行います。運動を変える度に軽く瞬きを数回します。
これを1セットとして1日何回か行います。軽い瞬きだけは意識して頻繁にやるようにしています。
眼の障害にはそれぞれに違いがあるでしょうから私のやり方にこだわらず自分のペースで皆さんも試してみて下さい。少しでも症状の改善があれば幸いです。
〈新時代宝箱〉№0005 「眼の症状が改善します」 令和元年2019年8月20日(火)
理事 宮本 保彦
人の体にはおよそ250種60兆個の細胞があり、3000億個から4000億個
重さにしておよそ200gから300gの細胞が毎日入れ替わっているそうです。
全ての細胞は主にブドウ糖を分解して最終的にATP(アデノシン三リン酸)を産生して
それぞれの働きをする為のエネルギー源としていますが、有酸素状態では1個のブドウ糖から38個のATPができるのに対し 無酸素状態では僅かに2個のATPしかできません。
ストレス 身体疲労 寒冷その他で血液の循環が悪くなると、細胞・組織への酸素と栄養の供給が少なくなって活動エネルギーのATPが十分にできなくなります。
そして細胞・組織内でできた老廃物の搬出も不完全になってその場にとどまり 少しづつ蓄積されます。
これらが要因となって やがては細胞・組織・器官の障害が起こるようになります。
これまでは脳の細胞は数分間酸素が得られないと壊死し 卒中や事故などで一度損傷して死滅すると 二度と再生しないとされてきましたが、
最近の研究によれば適正なリハビリによって脳に適度な刺激(運動・光・電気・振動・思考など)を加えると神経細胞が新生し、
死滅した脳細胞が担っていた神経ネットワークでショック状態に陥り機能不全になっていただけの細胞が復活して神経細胞ネットワークが新しく形成されるようです。
すると損なわれていた身体機能が数年後でもほぼ回復することが 分かってきました。
ちなみに記憶中枢の海馬は認知症・加齢などで徐々に委縮して行きますが、適度の運動や学習(クイズ・ゲーム・歌など)で脳に刺激を加えると細胞の数が増大してくることが既に明らかになっています。
また極最近の研究報告によれば 死んでから10時間経過したブタの脳細胞を再生させる事ができたそうです。
脳の一部としての眼の網膜や隔膜などの細胞も適正な対処によって再生が可能なようです。
アメリカの精神科医ノーマン ドイチが著した「脳はいかに治癒をもたらすか」(2016年日本語訳初版発行)によれば、緑内障 白内障 ぶどう膜炎などを併発してほぼ盲目状態の眼の症状が
下に述べたような眼を治す為のヨガの実践方法と古代仏教の僧院に起源する伝統的訓練法を取り入れたリハビリで日常生活が出来るまでに回復したそうです。
「床に仰向けになり膝を立て数時間黙想をする」
「眼球を上下左右斜めに動かしそして回転させる」
「頻繁に瞬きする」
「朝か夕方の太陽が低い時に45度の角度で座り 瞼を閉じて眼の日光浴をするように眼を日光に10分から20分さらす」
古代ギリシャ・ローマでは黄疸の新生児を戸外に出して太陽の光に当てる事を推奨しよく鬱症状がある無気力な人には太陽の光を浴びさせて症状を改善していたようです。
また古代ギリシャ・ローマ・インド・エジプトでは損傷した組織の治癒を促進する為に太陽光を計画的に浴びていたようです。
このように太陽の光には不思議な治癒効果があることが古くから知られていたようでその事を良く認識していたナイチンゲールは自然光を出来るだけ取り入れるように病院設計をしていたそうです。
デンマークの医師ニールス アールフィンセンは赤色の布で患者をくるむ中世の天然痘治療法を研究して赤色の波長の光を用いた天然痘の治療を含む現代の光線療法の開拓で1903年にノーベル賞を授与されました。
従来は目の焦点を合わせるには 毛様筋の収縮・弛緩によってカメラのレンズに相当する水晶体を厚くしたり薄くしたりすることで行われるとされてきましたが、
眼球の周囲にある6本の眼筋によって眼球を微妙に変形させて焦点距離を長くしたり短くしたりして変えることによっても行われる事が最近になってわかっってきました。
眼精疲労や眼筋の強い緊張は視覚を抑制しますが、太陽の光の不思議な治癒効果を利用し 眼球の運動をして眼の中の循環を良くすれば酸素と栄養の供給が改善されて細胞の活動エネルギー源のATPが十分にできて眼のいろいろな症状の改善が図れるものと思います。
私は網膜色素変性症で 右眼は光覚で左目の視野が時計の10時から11時あたりに僅かに残っているだけですが、 1~2年前から視界がユラユラ チラチラするようになっていたのが 数ヶ月前から上述の事をするようになってから何となく軽くなりテレビの画面が少しはっきり見えるようになった感じがしています。
少なくても眼球の動きはとてもスムーズに楽になりました。
私のやり方を参考までに書きますと
1.先ず上から始め 右斜め上 右横 右斜め下というように右回りで少し強めに2 3回動かします。 次に左回りで2 3回動かします。眼は次の位置に移す度に一度正面に戻します。
2.眼を大きくゆっくりグルット右回りに2 3回回しそして左回りに2 3回回します。
3.瞼をギュッと4 5秒間やや強めにつぶりそれを4 5回行います。運動を変える度に軽く瞬きを数回します。
これを1セットとして1日何回か行います。軽い瞬きだけは意識して頻繁にやるようにしています。
眼の障害にはそれぞれに違いがあるでしょうから私のやり方にこだわらず自分のペースで皆さんも試してみて下さい。少しでも症状の改善があれば幸いです。