流山市特別支援学校開校計画の前倒しに関する要望書
令和7年12月9日
千葉県 県議会議長 武田 正光 殿 千葉県知事 殿 千葉県教育委員会 御中
流山市特別支援学校開校計画の前倒しに関する要望書
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 私たちは、流山市在住の障害児・者およびその家族、並びに福祉関係者として、日々地域の教育・福祉環境の向上に努めております。
さて、千葉県における特別支援教育の充実に向け、流山市への特別支援学校新設計画が示されたことに、心より感謝申し上げます。 しかしながら、現在の開校予定(令和14年〈2032年〉)では、急速な人口増加と障害児の就学ニーズに十分対応できず、地域において教育環境の逼迫が続く懸念があります。
特別支援学校の早期開校につきましては、以下の点から強く求められております。 令和14年(2032年)の設置決定は前向きな一歩として評価しておりますが、実施までの期間が長く、現在も多くの児童生徒が十分な教育環境を得られていない状況が続いております。 開校の遅れが長引くほど、保護者の負担増加および児童生徒の学習機会の喪失につながるため、可能な限り早期の開校が望まれます。 また、流山市における児童生徒数の急増により、既存の特別支援学校(県立柏特別支援学校など)への通学がますます困難になってきております。 長時間の通学は、児童にとって身体的・精神的な負担が大きく、保護者の方々にとっても、就労や介護との両立が難しくなるなど、家庭への影響が懸念されます。 さらに、地域におけるインクルーシブ教育の推進に向けて、拠点となる施設の整備は不可欠な基盤であり、早期開校はその第一歩となると考えております。
加えて、新設される流山市の特別支援学校に関して、現在通学している児童・生徒の保護者より、以下のような不安と要望が寄せられております。円滑な移行と安心できる学びの環境整備のため、早期のご検討とご配慮をお願い申し上げます。
- 放課後等デイサービスの継続利用に関する検討
- 高等部における学習環境の維持と充実
- 通学区変更および転校の可能性に関する整理
- 通学路の交通安全と道路整備の現状把握
- 送迎バスの運行ルートと駅からのアクセス改善
これらの状況を踏まえ、流山市における特別支援学校の開校計画につきまして、可能な限り前倒ししていただきたく、ここに強く要望いたします。
具体的要望項目
- 前倒し目標の明示
千葉県は最短で令和12年(2030年)開校を正式目標として検討し、実現可能性を含む工程表を令和8年以内に示すこと。
- 工程短縮のための優先使用措置
手続きの同時並行化、設計・発注の迅速化を図る具体案を提示すること。
- 暫定的支援の即時実施
特別支援学級の定員増、スクールバスの増便・交通費補助、通級指導・訪問支援の増員を速やかに実施すること。
- 専門人材確保の加速
教員や臨床心理士等の採用プロセス短縮と研修体制の強化、県・国の人材支援制度活用を明示すること。
- 財源と補助金活用の明確化
前倒しに伴う追加費用の概算と、県・国補助・基金の活用計画を示すこと。
- 当事者参画の即時開始
保護者・障害者団体・教職員・医療福祉関係者を含む協議会を設置し、四半期程度で進捗を公開すること。
- 説明・報告の義務化
前倒しの検討結果とその理由、工程短縮案を含む中間報告を定期的に公表すること。
障害のある子どもたちが、安心して学び、成長できる環境を一日も早く整備することは、地域全体の福祉向上に直結するものであり、行政の皆様の英断を心よりお願い申し上げます。
敬具
流山市障害者団体連絡協議会 流山市身体障害者福祉会 会長 小西 茂雄 流山市手をつなぐ親の会 会長 熊木 晴美 流山よつば会 心の泉会 発達障害者家族会 ひまわりの会 流山地域で生きる会 流山市自閉症協会 会長 中村 美加 流山市デフ協会 会長 小野寺 夏樹 流山市視覚障害者協会 会長 染谷 雄一
