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流山市 障害福祉に理解ある病院設置の要望書

令和7年12月9日

千葉県 県議会議長  武田 正光 殿 千葉県知事 殿

流山市 障害福祉に理解ある病院設置の要望書

拝啓 秋冷の候、貴職におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 私ども流山市障害者団体連絡協議会は、障がいのある方々とそのご家族、そして地域住民が安心して暮らせる医療環境の整備を願い、千葉県に対し、障害福祉に理解ある病院の設置を心よりお願い申し上げます。

要望の趣旨

流山市内に、障がいのある方々の多様なニーズに配慮した総合的な医療機関(以下「病院」)を設置していただきたく存じます。 この病院は、日常的な診療、リハビリテーション、精神科医療、救急対応を包括し、障がい特性に応じた支援体制とバリアフリー設備を備えたものとしてください。

要望の背景と理由

医療アクセスの課題 現在、流山市および周辺地域では、専門診療科の不足や救急搬送先の遠距離化が進み、通院や緊急医療の確保が困難になっております。 特に障がいのある方々にとっては、通院支援の手配が容易ではなく、受診の遅れが重症化を招くリスクが高まっております。

障がい者の医療ニーズの多様性 視覚・聴覚・肢体・発達・内部障がいなど、障がいの種類に応じて必要な診療科や支援体制は異なります。 継続的なリハビリ、精神科医療、訪問診療の充実は、生活の自立とQOL(生活の質)の維持に不可欠です。 こうした多様なニーズに対応できる医療体制の整備が、地域社会の安心につながると考えております。

地域防災・救急体制の観点から 災害時や夜間に迅速な対応が可能な医療拠点が市内にあることは、市民の安全性を高め、地域全体の医療資源の安定化にも寄与します。

具体的な要望事項

  1. 病院設置の検討と推進

障がいのある方々を含む医療的支援が必要な住民に対し、継続的な医療提供体制を確保するため、流山市内への病院設置をご検討いただき、必要な支援をお願いいたします。

  1. 障がい者対応設備の整備

すべての人が安心して利用できる医療施設の実現に向け、以下のバリアフリー設備の標準化を求めます。

  • バリアフリー動線の確保、段差の解消、車椅子対応トイレの整備
  • 点字・音声案内、大型表示、ユニバーサルサインの導入
  • 視覚障がい者向け誘導ブロック、触知案内、専用駐車スペースの確保
  1. 支援スタッフと医療体制の充実

障がい理解を持つ医師・看護師・リハビリスタッフの配置、手話通訳や意思伝達支援の常設、リハビリ・精神科・小児科・訪問診療体制の充実をお願いいたします。

  1. 交通アクセスと通院支援の強化

アクセスの良い立地の選定、通院困難者への送迎支援制度の導入、医療費・交通費の負担軽減策の検討をお願い申し上げます。

  1. 当事者団体や市民の声を反映する仕組みの確保

病院設置に向けた検討・設計の各段階においては、障害福祉団体をはじめ、患者・ご家族・医療関係者・地域住民の声を丁寧に聞き取り、実際のニーズと経験に基づいた医療体制の構築に努めていただきますようお願い申し上げます。 当事者の視点を反映した施設づくりは、地域に根差した医療の実現に不可欠であり、共に安心と希望を育む基盤となると確信しております。

結びに

私どもは、行政との連携のもと、地域の実情を的確に反映した医療体制の構築に積極的に協力する所存です。 設計や運用の各段階においては、当事者の声を真摯に受け止め、現場の実感に根ざした支援体制を共に築いてまいりたいと願っております。 地域に根差した医療の実現は、利用者にとって何よりの安心と希望につながるものであり、私たち一人ひとりの声が反映されることが、その第一歩になると確信しております。

つきましては、千葉県におかれましても、ぜひ前向きにご検討いただき、速やかなご対応を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

敬具

提出者:流山市障害者団体連絡協議会 流山市身体障害者福祉会 会長 小西 茂雄 流山市手をつなぐ親の会 会長 熊木 晴美 流山よつば会 心の泉会 発達障害者家族会 ひまわりの会 流山地域で生きる会 流山市自閉症協会 会長 中村 美加 流山市デフ協会 会長 小野寺 夏樹 流山市視覚障害者協会 会長 染谷 雄一

当会について