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流山市視覚障害者協会からのお知らせ令和5年5月号

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令和5年5月1日(火)発行   


流山市視覚障害者協会からのおしらせ 通巻746号



流山市視覚障害者協会会報 2023年5月1日発行 通巻746号になります。今号から表紙一面はカラー写真で構成され、「はるかぜ」と、黄色で大きく5月号のタイトルが書かれています。ページの下には菜の花が、その向こう側には青空のもと満開の大きな桜の木がそびえています。皆さんは東国三社をご存知ですか?茨城県の鹿島神宮、息栖神社、そして千葉県の香取神宮です。今回このパワースポットを巡られた会員の方の写真3枚を、表紙の菜の花と共に掲載してあります。 

あっという間に春が来て、桜が咲いて、季節が駆け抜けていくようです。
この分だと夏も早いのではと、それもこれも全て地球温暖化のせいでしょうか?
一転周りを見回してみると、物があふれ、情報があふれて、逆になかなか暮らしづらくなっていくような気がします。こんな今だからこそ絆の大切さを実感します。

1.会長挨拶
 皆様、いつもありがとうございます。令和5年度もはじまりました。当会も流山市内の視覚障害者の為にさらなる一歩を踏み出したいと思います。 染ちゃんマンは、多くの支援者とともに皆様のお力になれるように努力してまいります。
令和5年度も多くの支援者のお力添えで当会が発展進歩できるようにお願いしております。今後ともよろしくお願いいたします。 多くの支援者に対しまして改めて感謝と御礼を申し上げます。ありがとうございます。
今年度は、「一緒に作る。流山市の視覚障害者支援」をテーマに活動をしていこうと考えております。
5月19日(金)には、流山市で新しく購入をしていただきましたSTTサウンドテーブルテニス卓球台のお披露目式を行う予定です。午後には、定期総会として昨年度報告と今年度計画について皆様とお話をさせていただきたいと思います。 お披露目式には、流山市長をはじめ行政職員、県議会議員と当会支援団体の方々にお越しいただき、STTの体験もしていただこうと思います。 目が見えない・見えづらい、でも挑戦したいを体験していただく事で少しでも我々の事を理解していただく機会になればと企画いたしました。 STTサウンドテーブルテニスにつきましては、会報の中でご紹介させていただいておりますので読んでくださいね。(聞いてください音声を!) 当会今年度は、視覚障害者の高齢者問題、視覚障害者の就労問題・日常生活、視覚障害者の子供たち支援を考えていきたいと思います。 流山市内の視覚障害者手帳保持18歳未満は、1人です(令和5年4月現在)。視覚に不自由を感じている子供たちに支援を伝えていけるようにしていきたいです。手帳を持つことで拡大読書器や音声パソコンのソフトや日常生活の支援をしてくれる製品の補助が受けられる事もあります。 便利に暮らせる情報や勉強がしやすくなって社会参加がしやすくなるように当事者が若い人たちにお伝えしていきたいと考えております。何かわからない事を一緒に解決していきましょう。目が見えない・見えづらいお子様がいましたら是非ご相談ください。何かのヒントをプレゼントさせていただきます。 当会今年度は、定例会を多くの方と共に作り・学び・知っていただく企画をしてまいります。
当会今年度は、会報を充実させていただきます。多くの情報をみなさんへお届けさせていただきます。視覚障害者なのに写真が多いねと思われるかもしれません。目が見えない・見えにくい人だけでなく、これからもし見えなくなっても「こんなにやれる事はあります」をご紹介させていただく会報を目指してまいります。

令和5年度も皆様と一緒によりそいながら、また一つでも多くの「楽しみ」と「良かった」を体験できるような会運営をしていきますので参加してくださいね。 一つでもお声をあげていただきたいので何か無くてもあっても理事にお話しください。みなさんの声が流山市の障害者福祉発展につながる事を願って挨拶とさせていただきます。
令和5年4月12日 記


2.令和5年3月定例会報告
日時  2023年3月17日(金曜日)10時30分から15時
場所  障害者福祉センター(東深井福祉会館1階)
送迎  あり
参加者 会員10人 支援者8人 全体18人

午前  音訳グループの朗読4人(2人は15時まで支援)
内容  短編小説、児童の俳句、川柳の朗読、図書選択の意見交換

午後  全体会議
    新会員 藤井としゆき氏の紹介
    流障協会議報告(この5月号会報内で後に紹介してあります)
    令和5年度事業計画(案)報告(みんなの意見をいただき総会に提案します)
    質疑応答と意見交換(皆さんの意見を行政にお伝えします)
 ・運河歩道に白線をきれいに引いてほしい
 ・運河駅からの歩道真ん中にある電柱を端に移動してほしい
 ・誘導点字ブロックの敷設、音声信号機など協会まとめ答申
 ほかに会議で紹介されたこと
 ・市原市博物館(手で触れられる博物館の紹介)
 ・触れられる千葉県立美術館、世界の障害者作品展(日本財団)


3.これからの予定

* 令和5年度定期総会

とき  5月19日(金)
ところ 障害者福祉センター(東深井福祉会館1階)
送迎  有
内容  午前:来賓へSTT卓球台お披露目
午後  定期総会
その他 昼食は当会が用意いたします


* さつき号で行く協力者との交流会

とき  6月2日(金) 協力者交流会
ところ 越谷市光の森施設見学・越谷植物園見学ほか
目的  光の森は目が不自由になった人たちが安心・交流・訓練の場を提供するため、地域活動支援センター・就労継続支援B型事業所を運営しており、ここを見学し、?今後会員の皆が快適な生活空間を創造する一助になることを期待し企画しました。
その他 さつき号交流会は市役所ほかに連絡する必要から、一人ひとり確認して、締め切りました。昼食はレイクタウンの中で検討しています。


4.クラブ活動

* STT(サウンドテーブルテニス)

5月 1日(第1月曜)、5月22日(第4月曜)、(時間は10時から15時)
5月29日(第5月曜)(松戸へ練習試合)
6月 3日(第1土曜)(千葉県障害者スポーツ大会参加)
6月12日(第2月曜)、6月26日(第4月曜) (時間は10時から12時)
STTクラブは、今年初めて千葉県障害者スポーツ大会に参加することになりました。
初めての参加であり試合経験も少ないため、他市との交流試合を計画したり、ユニホームやラケットを新調したりとバタバタです。今年はまず楽しむことを基本にチャレンジし、来年の出場をクラブの目標にし、頑張りますので応援よろしくお願いします。
担当 加藤090-7820-2085

* カラオケクラブ

カラオケクラブは、やはりコロナのことが気になりますので見合わせてきましたが、今後は感染予防や会場の関係などを考えながら前向きに検討中です。何かよい情報ありましたら声をかけてください。
5月12日(金)運河にて検討中、詳しくはお問い合わせください。
担当 鈴木090-3312-6790


5.耳で聞く文芸(流山市音訳グループからディジーで郵送される内容です)

耳で聞く文芸(流山音訳グループからデイジーで郵送される内容です)
5月の文芸 百田 尚樹 著「幸福な生活」
6月の文芸 松永 信也 著「風になってください~視覚障害者からのメッセージ~」


6.その他の情報

「新しいサウンドテーブルテニス用卓球台を利用して」

 流山市STTクラブは、千葉県のルールに基づいています。千葉県はSTTを推奨しています。
流山視覚障害者協会ではダブルスはやりません。みんなで決めました。
なぜアイマスクにこだわるのかと考えると、理由は四個あると思う。
 一個目はスポーツだから平等であるため。同じ視覚障害者でも見える・見えないはバラバラです。だからアイマスクをつけて全盲状態にする。
 二個目は、耳を鍛え、そしてその情報から反応する体を作る。
(写真:テーブルを囲んで3人の人がいます。2人が卓球を楽しんでいます。)
 三個目は、私はいま明るさしかわからない。アイマスクをつけ3分間練習してアイマスクをはずすと天井の蛍光灯の明るさがわかる。
しみじみ考えたことがある。蛍光灯がついている。そこにアイマスクを外した加藤がいる。健常者を視覚の観点から見える状態を100とするなら、加藤の今の見え方を98%は見えていないといえるなら残り2%しか見えないというのか。
98%みえないというのも当たりです。2%見えるということ、そしてそれがまだまだ見えると言い切れるうれしさをSTTを続けて今思います。
事実は一つです。でもどこにピンポイントを当て、何を表現するかにより、自分が幸せになれるかだと思います。
だからSTTはスポーツです。勝ち負けだけではないのです。日々の練習にこそ意味があります。アイマスクを付けるとストレスにもなる。私たちは誰もがいずれ全盲です。運動神経がいいとかはあるけど、関係ないと思う。自分の心、精神をコントロールするかだと思う。会長のいつも言われる前向きに考えるかどうか。
四個目は、中途失明者であるほとんどの会員は、アイマスクをつけずに、STTをやると、いま大事にしている自分の視力を、まもるためであるとおもう、それでなくとも視力は落ちるのに、だからきちんとアイマスクをつけることに、理解をしてほしいです。自分の目視力を守るためです。

三栄工業さんが流山市内に本社を持って卓球台の提供をされております。
(写真:テニスのテーブルが映っています。新品のピカピカしたきれいなテーブルです。)
その卓球台、サウンドテーブルテニス用の公式卓球台を流山市に新規購入として、使わせてもらえる嬉しさに、感動しています。
利光さんという公式審判員でもある方に指導を受けてきました。流山市で初めての公式審判員も朝倉さんが資格獲得してくれたこともうれしいです。
これからは、STT卓球台のある流山市を強くアピールしたいです。福祉に理解ある流山市に感謝します。

【STTの歴史】
1930年代に栃木県足利盲学校で行われていた記録があり、当初は全国各地いろいろな形で行われていたようです。
もともとリハビリとして始まりましたが、年々、競技として楽しむ動きが広がっています。 2004年からは、「日本視覚障害者卓球連盟」主催の全国大会が毎年開かれています。競技人口は1,000人以上。
副会長 加藤 とも子


7.【流山市障害者団体連絡協議会の研修会報告】
令和5年3月17日(金)10:00~12:00
場所:コミュニティプラザ

流山市健康福祉部長伊原様、障害者支援課長宮沢様の参加の元、これからの流山市の障害者支援についてのお話を聞かせていただきました。
各団体からの意見等も十分に聞いていただきながら伊原部長様より来年度下記の重点施策につきましてご説明がありました。
流山市障害者支援が変わっていきますのでみなさんも一緒に考えてまいりましょう。

「令和5年度障害者支援課重点施策について」
1.第7期障害福祉計画・第3期障害児福祉計画の策定
2.失語症者への意思疎通支援事業
3.医療的ケア児の支援体制整備
4.相談支援体制の充実 5.(仮称)障害者センターについて
6.重層的支援体制整備事業の構築
7.成年後見制度の利用促進
8.第2の児童発達支援センターの設置について
9.その他


8.☆ 流山市障害者支援課からのお知らせです ☆

令和5年度がスタートしました。障害のある方が、住み慣れた地域で暮らしていけるよう、今年度も様々な施策を展開してまいります。

 令和5年度の各地区担当ケースワーカーをご紹介します。

 (身体・知的)
 北部地区は淀川(よどがわ)です。中部地区は菅原(すがわら)です。
 南部地区は庵﨑(いおさき)です。東部地区は廣森(ひろもり)です。
その他、昨年度東部地区を担当していた上山(かみやま)は担当地区はありませんが、係長とケースワーカーを兼務しています。

 (精神)
 北部地区は桑原(くわはら)です。中部地区は戸田(とだ)です。
 南部地区は小林(こばやし)です。東部地区は河田(かわた)です。
 流山市を字により4地区(北部、中部、南部、東部)に分けていますが、 会報のスペース上、詳細な字名が記載出来ないため、お問い合わせの際に字名をお伝えいただければ、担当者に繋ぎます。

 令和5年度から変更となった制度について
 福祉タクシー券、ガソリン券について、今までは1枚も使用していなかった場合のみ、年度の途中での変更が可能でしたが、今年度から、使用していても年度の途中での変更が可能となりました。
 障害のある方が通所施設などを利用した際に交通費の助成が受けられる「流山市障害者支援施設等通所交通費助成」の対象施設の範囲を拡大しました。今までは就労移行支援、就労継続支援などの施設のみを対象としていましたが、生活介護や自立訓練などの施設に通所した場合も対象となります。
 高速道路を利用する際に適用される「有料道路割引」について、今までは事前登録した自動車1台のみが割引の対象でしたが、レンタカーなども割引の対象となりました。また、申請手続きについて、今までは障害者支援課窓口での手続きが必要でしたが、マイナポータルを利用したオンライン申請が可能となりました(当面の間ETC利用時の割引のみ)。

障害程度等により、上記以外にも様々な障害福祉サービスがありますので、担当ケースワーカーへお問い合わせください。


☆ 視覚障害についてのご相談、このお知らせについてのお問い合わせは ☆
流山市視覚障害者協会 会長 染谷 雄一
〒270-0115 流山市江戸川台西1-51-3 (有)もみ太郎内
TEL04-7152-9920 FAX04-7152-9921
URL:https://www.i-partner.jp/nagareyama/
E-mail:y_someya@momitaro.co.jp

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